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はーの輔

Author:はーの輔
はてさてどんな方が来て下さるのやら
現在は大阪市内にて住んでいます。音楽、美術館めぐり、旅行、きものに興味があります。
同じ趣味の方もそうでない方もごゆるりとお楽しみ下さい。

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やっぱり見て触って、体験て必要。
大阪組2人、名古屋組2人。
京都で落ち合って、楽美術館の特別鑑賞茶会にお誘いいただき参加してきました。
私の楽焼のお茶碗のイメージは、ぽったりもったりとした土のお茶碗、真っ黒けっけ?

今回のお茶会は、楽美術館の所蔵品でお薄を頂くことが出来るんです。
で、結果からいうと、行ってよかった。
楽焼は見てるだけでは、まったくもって興味が湧きませんでした。
というか、我が家は陶器は、焼きが甘く、欠ける危険性が高いため、
日常生活ではほとんど使いません。
色も地味だし、柄もピンときたものは無かったんです。

とは言うものの、実際に見て触ってしかも飲める(口当たりも体験できる)
機会はなかなか出会えません。
お誘いいただいたときには、すぐにぴょんと乗っちゃいました。(^○^)

私がお茶を頂いたお茶碗は「黒楽筒茶碗 ぬ久し 十四代覚入作」です。
ぽってりと分厚い黒釉の触り心地が、寒い日にはちょうどでした。
飲み口はさらりとした感触でしたよ。

他にも「黒楽茶碗 鹿の声」、「焼貫井戸形茶碗」、赤楽茶碗もありました。

鹿の声は一見真っ黒な黒楽茶碗です。
が、とろりと黒釉の光沢が分厚い部分があったり、ぽつぽつざらざらした梨地の部分があったり
場所によって表面の表情が違います。これはやっぱり手元で拝見しないとわからないこと。

焼貫のお茶碗は、通常よりも薄く釉薬をかけて高い温度で焼成するのかな?
とりあえず、表面は溶解した溶岩が冷えて固まったような雰囲気です。
ざらりざわりとした無骨な手触りのお茶碗ですが、突き放すような雰囲気ではなく
あっけらかんとさらっとした雰囲気のお茶碗でした。

珍しいことに十一代慶入作の廬山焼のお茶碗もありました。
楽茶碗は手びねりでお茶碗の概形を作った後に数日乾燥させ、
ヘラでお茶碗の形に土をそぎ落とします。高台もこの時に作るそうです。
乾燥させている間に、どうのような形にしようか、
ヘラの跡はどのようにしようか、といろいろ考えるそうです。
この思案のしどころが、楽茶碗を作る上での楽しみだと思います。
このように楽茶碗では最終形状を考える時間もあるし、それを作る時間も十分あります。
ところが、廬山焼はろくろを使って成形します。
ろくろは、土に手が触れた途端、形がどんどん作られ、すぐに最終形状が仕上がってしまいます。
この制作時間の短さが大量生産には向きますが、形としては画一的なものが仕上がります。
楽焼のプロが、ろくろを使って作った廬山焼、という点がおもしろいお茶碗です。

謡を習っている吉田先生がよくおっしゃる言葉に「百聞は一見にしかず、百見は一行にしかず」
というものがありますが、今回は本当にそれを実感しました。
釉薬が沸騰した後のざらりとした手触り。
初めて手にして、触って、手からの感触、目からの視覚情報を刺激するお茶碗たち。
美術館でガラス越しにたくさんお茶碗を見るよりも、触ることによる感覚で捉えることができました。
いくらたくさんの物を見たとしても視覚からはなんちゃぁ感じていなかった自分のアンテナが、
手や口という触覚の皮膚感覚情報を得て、チューニングが合った感じがします。
あるがままを表したと言えども成形時の人間の作為があり、そこへ窯の火の無作為が加わる。
作為、無作為両方を超えた先にある何かを追い求め表したかったんだろう、と勝手に妄想しつつ、
おいしいお菓子やなぁ、口当たりのええお茶碗やなぁと、お茶を頂きました。(#^.^#)

今日のフルメンバーで写真をパチリ。私、Sさん、Oさん、Tさん。
IMG_4433-14_20141214.jpg
それぞれのコーディネートの中にクリスマスが隠れていますよ(*^_^*)

お出かけ | 23:54:25 | Trackback(0) | Comments(0)
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