投稿日:2018-12-31 Mon
昨年からのブログ記事を書こうと思いつつ、書いていたり、書いていなかったり。あまりにも古い記事があるので、とりあえず思いつくままに書きます。
時系列が混ざってしまいますが、ご容赦のほどを。
この記事は当分ブログ先頭に据え置きにします。
下記にいつの記事を何日に書いたか、列記していきますので
ブログを読んでいただく際の目次としてご使用ください。
11/21 壁の色にも注目だよ、シュテーデル美術館@フランクフルト
11/21 色々、シュテーデル美術館@フランクフルト
11/10 6月17日の着物
4/29 春季謡曲大会@嘉祥閣
3/25 ブログ掲載→旧オペラ座とクアハウス
3/7 ブログ掲載→❤❤ Schokolade ❤❤ (このチョコが好きになりました
2/16 ブログ掲載→2017/11/20 das Burger (これぞバーガー?)
2/14 ブログ掲載→2017/11/18 ドイツの街角風景
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投稿日:2018-12-02 Sun
12月2日に大阪城ホールでサントリー一万人の第九のアルトパートとして出てきました。3か月に渡る毎週のお稽古の成果により暗譜で歌いきることができました(*- -)(*_ _)

お稽古の悲喜こもごも後ほど。まずは歌いきってからの感想。
「あー、この達成感、やりきった感の為に
お稽古して歌ったんよーーーー」
( *´艸`)です。
久しく感じていなかったこの達成感やりきった感。超絶幸せ一杯の気分になります。
みんなの音の中に浸って自分の音をそこへ乗せる、
そしてその音がマッチした時の幸福感と言ったらなんとも言えません。
1人での参加申し込みだったのですが、最後には仲間と言える方々とも巡り合い
音楽の輪がひとつ増えました。

(本番当日の朝焼けの中の大阪城ホール)
本番中の出来事。
<其の一>
当日G.P.で再度の練習は出来なかったけど
佐渡さんから「アルトがしっかりテンポを刻む」部分の手前になったら、
佐渡さんがアルト側にグリンって体を向けて
「アルト!言ったこと覚えてるか!!!G.P.で言ったよな!!!」ぐらいの
気迫のこもった目線を向けてきたこと。すごい眼圧でした。
思わず「覚えてるよ~~」とのんびり返事をしそうになった(´◉◞౪◟◉)
のんびり構えてるからテンポに乗り遅れるんだよ。こっからは8カウントなんだぞ。
<其の二>
Andante Maestoso の第一声 バストロ頑張った!!!
(バストロ=バストロンボーン、トロンボーンの大きいやつで低音担当)
前半の曲から疲労もたまっているところに
次の合唱はここから音を取るから音程は外されへんし、金管1人やし、
(同じことしてるチェロバスは遠いし心細いと思う)
お疲れのところの第一音。めちゃ緊張の中に佐渡さんからの眼圧。
音はバリバリ言ってるけど全く大丈夫。
音程とその音圧がないと一万人に聞こえないんよ( ;∀;)
男声とバストロチェロバスのユニゾン、本当によく頑張ったと思う。
<其の三>
合唱指導の先生にも、佐渡練でも言われた「ソプラノに花を持たせる部分」で
アルトがそのままの音量から大きくなって突っ込みかけて、
佐渡さんに「大きいっ!!!!」て手でペタペタされたこと。
すげーー、佐渡さん、本番で音量調節してるわ、と思いました。
果たしてその指示を受け取れたのは何人いるかわからないけど、
それ以上音量は上がらなかったので良かった、良かった。
その部分はアルトとしては歌いやすい音の高さで、強い語調になりがちなsanfterの部分。
歌いやすいからと言って野放しに好き勝手に歌ってはいけない見本のような部分です。
コントロールすることを最初から意識しておかないといつまで経っても野放し状態のままで、
野放しになっていることさえもわかんないからなぁ。
暗譜をしているので、佐渡さんしか見るべきものがなく、意識を向ける先が一点に集中し、
その集中した濃度粘度の高いなにかを力いっぱい引き回す佐渡さんに
もーほんとにすごい人やなぁという感想しか出てきません。
とまぁ当日の悲喜こもごもをいろいろと書きましたが、
どうして今回第九を歌おうということになったのかと言うとですね。
今年に入っていからチラホラ目に付いた一万人の第九の記事。
我が家は10数年前に父(バス)、母(アルト)、姉(ソプラノ)3人が既に出場済みです。
私だけが取り残されていたのですが、やっと今年初めて応募して受かりました。
その応募要項が(詳細はHP等を見ていただいたらよいのですが)
①12回のお稽古のうち休みは2回まで。3回以上は出場権なし。
②佐渡練(佐渡さんの直接指導)には必ず出席のこと。
③前日G.P.には必ず出席のこと。
④もちろん当日G.P.にも必ず出席のこと。
極めつけが
⑤本番は楽譜なし。暗譜で歌うこと。
両親や姉が出ていた時とは打って変わってかなり厳しい出場条件になっているそうです。

サントリーも一緒に写しとこ
合唱指導の先生からはまず声の出し方の指導。
初心者クラスなので学校教育の中でしか歌ったことのない方もたくさん。
(私もその中の一人です。)
歌声の出し方、ドイツ語の発音と口腔内の使い方(ほっぺが筋肉痛になる)
もちろん音取りと合わせのお稽古。そして合唱の面白さだと思う和音の積み重ね。
とっても丁寧にギューギューに詰め込んだ濃い指導をしていただきました。
先生、ニコニコ顔でかなり詰め込んでくんねん(*'▽')
あれもこれも言うけど、最後にはなんとかいっちょ前に歌えるようになってるし。
伴奏の先生もテンポがあっちゃこっちゃうろうろするのを整えながら
曲を進めて、ただただすごいなぁとしか言いようがないです。
音程が怪しくなったら音を足してくれたり、遅くなったらピアノの音でお尻をたたいてくれたり。
でね、なんてったって先生音二人ともとってもcuteなんだよ。
可愛くって美しくって、で二人してギューギュー詰め込んでくんねん。
先生方と合唱の仲間に恵まれた第九を歌えて幸せです。
もしこの記事を読んで第九へ出よう!と思った皆様へ
音楽的にどうだこうだはまずは「まずは」横へ置いておいて、楽しく力まずに声を出すこと。
歌詞も音もおおよそ分かってから、少し横へ置いておいた音楽的なことを思い出して
発音を丁寧に行うこと、和音の重なりを楽しんでいただけたら嬉しいです。
合唱はソロとは違うみんなの声の中に溶け込ませる楽しみを知っていただけたら嬉しいです。
そして一つ覚えておいていただきたいこと。
指揮者の棒には敏感になりましょう。
棒の振り始めは言わずもがな、修正の為に曲の途中で
棒が止まったらすぐに歌うのを止めてくださいね。
皆の声が終わらないと指揮者は指示が出せません。
「楽譜を見てるから指揮者はきちんと見れてないよ」と思っている方、
ここで生かすべきは反射神経です。
まわりの音が止んだ?と思ったら顏を上げて確認してみてください。
有限の時間の中でお稽古を行っています。
お互いの時間を無駄にしないようより良い合奏が出来るように
一人ひとり気を付けていただけたら嬉しいです。
ここからは自分のための覚書
1)Deine Zauber ~ 2ニギニギ
2)Ja wer auch nur~ 4ニギニギ
3)Kusse gab sie~ 山は3拍目
アルトはテンポカウントとメロディーが交互に。
アルトがメロディーになった時点で四声がバラバラになって聞こえてしまい
どうしても歌いきれなかった部分。
何がどうあっていないか分からないからどうしようも無かった。
steht----- はアルト頑張る。発語は早く。
共に歩むはおもちゃの音楽隊。
laufet Bruder eure Bahn (走れ!!!!兄弟、己が道を!!!!)
峻険な山道を歩けども歩けども、、、、
(一人欠け、二人欠け、)最後に残り隣にいるのは????(リズムのみ)
minor(2小節)→4小節→minor(2小節)→4小節→
ここでびっくりの2小節しかないmajorからの→
4)歓喜の歌 2回繰り返してるってことは言いたいこと。特に2回目ね。
5)Seid umschlungen~ (Andante maestoso) ドイツ語は連音がないので別々に発音。
(ソーシラ)から「シ」を取る。
6)Bruder uberm~ (ドーファド)から「ファ」を取るらしいが取れなかったので
低音パートの(ファ)から「ファ」を取った。
7)Ihrsturzt nieder, Millionen? そこで膝をついてしまうのか?万人の人々よ?
ここはp→pp→(mf)→ff→pp→f→ff mus(must) の後のsf
8)Seid umschlungen~ (Allegro energico, sempre ben marcato)
来ました。アルトの出番( `ー´)ノ 常にアクセントをつけてmarcato!!!
ここの662小節目からのアルトで特に665のオクターブの跳躍で音が狂って
667のFisが取れなくてそのままむやむやで674から復活。
次回は665-672を要練習。意外と675からは行けたのが変。
679からは息切れして遅くなるので、体力配分も計算すること。
697のGisの音替わりがとっても大好き。
丁寧に歌いたい部分だけとみんなに置いて行かれるのでほどほどに。
9)Ihrsturzt nieder, Millionen?
Bruder(オケへの問いかけ)→オケの返事→Burder(返事来たぞ)
ちゃんとオケに返事をする。
10)Deine Zauber ~ ここからは残りの体力と反射神経を存分に使う。
特にAlle Menschen からは反射神経がものを言う。
11)Seid umschlungen~ (Pretissimo)
早口言葉にして言葉を発音する。音程も大事だけどね。
865からはかなり練習したなぁ。言葉と音程がかみ合わなくて苦労しました。
本番はほんまに「極めて速く」だった。872の4拍目はin tempoで。
音は上から。下から掬い上げない。
12)Diesen Kuss der ~ 音を抜かない。
13)Tochter aus Eliysium! Freude, schoner Gotterfunken!Gotterfunken!
(やっとたどり着いたよ。)楽園の乙女のもとに。歓喜、神々の花火!
Pretissimoから後はオケが頑張る。
そしてこの最後が花火大会の最後に聞こえて仕方がないはーの輔でございます。
心意気としてはPLの花火の最後ぐらいに華々しくドンドン上がってる感じかな。
長々と読んでいただきましてありがとうございました。
つらつらと書きましたが、まずはご参加を!(^^)!
「やってみなはれ」の精神でやってみましょう。
楽しき音楽の世界へおいでませ(*´ω`*)
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